私はフリーランスでライターをやっています。仕事があったりなかったりで収入は安定しませんので、毎年の確定申告も自分で書いて税務署に提出していました。
世間並みに収入が安定してきた頃、突然税務署から呼び出しがきたのです。おそるおそる顔を出してみると、経費についての質問でした。

私は大雑把に収入の3割を必要経費にしていたのですが、税務署の係員は経費の内容を具体的に記入しないとダメだと言うんです。そして、やり方がわからなかったら税理士を紹介するといって、同じ区内に住む税理士さんを紹介してくれたのです。

面倒なことになったと思いながらも、一応電話をしてみたところ、気さくな税理士さんでした。とにかく書類を持ってお願いに行ったのです。

すると、その場で申告用紙を訂正してくれて、税理士さんが税務署に提出してくれると言ってくれました。

何でも税理士に確定申告代行を依頼して提出してもらうと、税務署も何も言わないそうです。

税務署の紹介ということで、料金も格安にしてくれました。それからは毎年その税理さんに、格安で確定申告を頼んでいます。

個人事業主の家族として確定申告をしてみた

家族がサラリーマンから個人事業主に転じたのがきっかけで確定申告をするようになりました。

まず、確定申告をするにあたって、領収書の整理から困り果ててしまいました。

家族の個人事業主への転身がきっかけで、本人自身が確定申告に何が必要なのかわかっていない状態だったので、とりあえず領収書を日付順に整理するところからはじめなければなりませんでした。

そして、いざ帳簿にしてみなければならないのですが、書店に売っているような確定申告指南本ではわからないような費目が必要になります。

おそらく、どの業種にも一般的な確定申告指南本や会計ソフトには出てこないような費目があると思います。

果たして、どのような費目で帳簿をつけるべきなのか、大いに困り果てました。

そういう時に意外に親切に教えてくださったのが税務署でした。

確定申告が本格的に始まる前であれば税務署にも時間的な余裕があります。それに、税務署としては正確に申告をして欲しいので、そのために必要なことであればどんどん教えていただけます。

ニュースに出てくるような調査をして、追徴課税をするばかりが税務署の仕事ではなかったのです。

電話でも、実際に税務署に赴いてでも構いませんので、税務署は有効に活用しましょう。また、利用はしなかったのですが、地域の青色申告会や法人会、商工会、商工会議所のようなところでも各種税務相談を受け付けてくださいます。

税理士を依頼するほどではない小規模な個人事業主はそういう税務相談を活用するといいでしょう。

税務署にしても、各種の税務相談にしても守秘義務がありますので、秘密は厳守です。安心して相談できます。

事業がそれなりに軌道に乗り、素人の片手間の経理では追いつかないようになってきたころに税務調査が入りました。

指定された期間の帳簿・領収書・通帳類を用意して、それらを調査官が調べ、質問されるのです。

いろいろと間違いを指摘され、それほどの額ではありませんが追徴課税をしました。

売上げを隠していたわけではなく、本当に初歩的なミスの積み重なりだったので、調査官としては悪質とは取らなかったようでした。

こちらとしては当然していなければならない納税なので納得しているのですが、精神的に非常に堪えました。

これを機に、知人に紹介してもらい税理士を依頼することになりました。

噂では確定申告を税理士経由でやっていれば税務調査は入らないと聞きます。

本当か嘘か、税理士経由で確定申告をするようになってからは一度も税務調査は入っていません。

仮に税務調査に入られたとしても、今度は経理担当だけでなく税理士にも一緒に調査に立ち会ってもらえるので、安心感が違います。

さて、税理士に依頼して、一番最初にしたのは会計ソフトの変更でした。

それまで使用していた会計ソフトは有名なもので、マニュアル本も充実しているので、素人でも扱いやすいものだと思っていましたが、本来は簿記の知識があったり、経理の知識がある人ならば使いこなせるもので、素人には少々荷の重いものだったということを指摘されました。

今、税理士に勧められて使用している会計ソフトはクラウドなので、こちらで間違った入力をしても、税理士の方でも訂正できるため、ずいぶん楽になりました。疑問があっても、すぐに税理士に質問すれば解消します。

そんなわけで、個人事業主でも、経理の作業量が複雑になってきたり、時間が前よりもかかるようになったりした場合は、税理士を依頼して確定申告をするのをおすすめします。

小さい売上しかない場合でも、勝手な素人判断は避け、疑問は税務署や各種税務相談を通じて解消して、確定申告をしましょう。